新入社員のAくんは、レストランに配属になりました。
飲食店でのアルバイト経験を活かし「絶対に新人賞を獲る!!」と意気込んでいます。
一方、同期のFさん。お客様が帰るとぼんやりテーブルを眺め、片付けもマイペース。時には調理の先輩とおしゃべりし、主導権を握るAくんに「早くパーティ準備しようよ!」と歯がゆい思いをさせていました。
いよいよ新人賞発表の日。
なんと新人賞に輝いたのはFさん。
自信満々だったAくんは目の前が真っ暗に。どうしても納得がいきません。
マネジャーに、理由を問いただしました。
「たしかにAくんもすごく頑張ったよね。お客様からのお誉めの言葉も多かったし。。。でもFさんの仕事ぶりは一味ちがうんだよ」。Aくんは意外な言葉に驚きました。
「Fさんは食べ残しをチェックし調理にフィードバックしたり、マスクをしているお客様に「おかゆやうどんも用意できますよ」と声をかけたり。快適な環境を、レストラン空間を通して実現しようとしてくれたんだよ」と答えが返ってきました。
「俺、何をやっていたんだろう」。。。
立ち直るのに少し時間がかかりましたが、その後、思い切ってFさんに話しかけました。
するとFさんは、日々行っている行動を話してくれました。
団体のお客様の年齢や男女構成を確認し調理長とメニューを考えたり、「研修で議論が白熱しているので、昼食は15分くらい遅れそう」などの情報を発信したりと、様々な工夫をしていたのです。
「これが空間を膨らますってことだ!」Aくんは目からウロコ。
その後はFさんと常に情報共有しながら、レストランの2枚看板として膨らまし中です。
























